コトバびいき

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それは生きるためのお金を稼ぐ行為ですね。生きるためのお金を稼ぐ行為がとても大変で、いつも面白いわけじゃないのは当たり前じゃないですかね。でも。面白くする方法はあって、調べて情報を入れて理解することです。【哲学の先生と人生の話をしよう/國分功一郎】


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それは生きるためのお金を稼ぐ行為ですね。生きるためのお金を稼ぐ行為がとても大変で、いつも面白いわけじゃないのは当たり前じゃないですかね。でも。面白くする方法はあって、調べて情報を入れて理解することです。

【哲学の先生と人生の話をしよう/國分功一郎】

 

「仕事」をなぜするのかという話をするときに、

割と綺麗事を並べてしまうと思うんです。

 

多くの人生の先輩方はそうですし、

著名人の方もそういう表現をする方が多いと思います。

 

でもなんか不思議だったんです。

やはり生きるためにはしょうがないという土台の上に

乗っかっているはずなんだけど、

なんかそこに蓋をして美しいことを並べているような。

 

こんな当たり前のことですが、

当たり前のことが言いにくい世の中だからこそ、

そういうことを言ってくれるのがありがたかったりします。

 

だってみんなそれなりに辛いじゃないですか。笑

だけどやっぱり生きるために働いているわけで、

それを無理矢理ポジティブに捉えるのはやっぱりどこかおかしいですよ。

 

大変なものは大変なんです。それでいいんです。

 

 

 

でも退屈でくだらなくて意味のない人生だからこそ、

繰り返される何かを楽しんだ方がいいし、

楽しむための方法論っていうのは意外とあるんですよね。

 

どうせ生きなきゃいけない

どうせ働かなきゃいけない

 

だったらせめて少しでも面白く、

少しでも楽しんでみようよっていうのが、

人生の上手な乗り切り方な気がしているんですよね。

 

 

 

じゃあ楽しむためにどうするかっていう話です。

 

なんとなく好きなことってなんとなく続けるから、

結構そこに関する歴史とか情報が自然と自分に集まっているじゃないですか?

好きなスポーツチームとかまさしくだと思います。

 

そうすると、一つ一つの行動の意味がわかるし、

意味がわかると興味が湧いて感情移入してしまいやすくなる。

そうするともう擬似的に自分ごとになっていくんですよね。

 

仕事も同じだと思っていて、

全体感を取ると、ひとつひとつの行動の意味がわかるので、

仕事が作業じゃなくなっていくんですよね。

 

さすがに「楽しい!」まではいかないけど、

「興味深い」くらいのスタンスになることはありますよ。

 

歴史や背景を取りに行く。

意外と大事なことだな〜って

大人になって気づきました。

 

【哲学の先生と人生の話をしよう/國分功一郎】