コトバびいき

素敵な「コトバ」から自分を考える

一種の違和感だと思うんですよ。なぜみんなこっちから攻めるんだろうと。間接的アプローチを使える人は、その違和感から出発しているというのが、多くの人を見た感想ですね。【問い続ける力/石川善樹 】


にほんブログ村 哲学・思想ブログ 名言・格言へ

一種の違和感だと思うんですよ。なぜみんなこっちから攻めるんだろうと。間接的アプローチを使える人は、その違和感から出発しているというのが、多くの人を見た感想ですね。

 

【問い続ける力/石川善樹 】

 

まず間接アプローチとは

力攻めにするのが直接的アプローチです。間接的アプローチは、この城を攻めても落ちないことがわかったとき、この城があることで相手はどういうメリットを得ているのかと考える。城はふもとの街を守るためにあると分かれば、街を先に落としちゃえば、城の存在意義がなくなる

ということだそうです。

 

無知な私としてはそもそもこの間接アプローチを意識して物事を考えたことがなかったので、何かこのフォーマットで物事を考えられるのではないかと今模索しています。笑

 

こんな高尚な話ではないんですが、

僕も最近一種の違和感を仕事に感じています。

みんな同じパターンから攻めようとしているように感じるんです。

 

 

 

これは私が物事を客観的に見れているとか

そういう話ではなく、ただ性格がねじ曲がっているだけだと思うんですが。

 

私は今カスタマーサクセスと言う業種(?)で働いています。

「顧客を成功に導く」ことを生業とした高尚な仕事ですね笑

これweb系のサービスで月額の会員制モデルが増えたことにより、

継続利用してもらうことの重要性が増したために需要が出て来たお仕事です。

 

僕はこの「カスタマーサクセス」という言葉が大嫌いで。笑

 

なぜかというと、

なんら目新しいことなんかひとつもないんですよ。

会員制モデルで「お客さんに継続利用してもらおう」って、

これは過去様々なところで考えられてきたお話だと思うんです。

 

たまたまwebサービスだったりするだけで。

 

最初にそのようにブランディングした人は優秀だと思います。

なんにせよ今までなかった市場を作ったのですから。

 

でも、そこに乗っかって

「カスタマーサクセス最高!」っていう連中は嫌いです。笑

 

僕はこの仕事を「人のことを知る仕事」だと思っていて、

そこを深ぼるには、マーケ的な知識や、営業的なスキル、考える力

みたいなものが必要だなーって思う感じです。

 

でも別にいろんなスキルが必要だから特殊な仕事というわけではなくて、

どの仕事も近しいスキルを持っていた方がいいよねってくらいの話でしかないです。

 

 

 

なぜこんなことを書いたかというと、

この業界にいると、みんな「カスタマーサクセス」の同じような本を読んで、

同じ知識で持って議論するわけです。

 

これが僕にとってはすごく違和感なんです。

 

あくまで先人の誰かが考えた手法や考え方の一つでしかないはずのそれに、

全員でベットしてたら同じものしか生まれないじゃないですか。

 

そして僕がなぜそう考えるのかなって思ったんですが、

結局自分が優秀でないことをちゃんと知ったからだと思うんです。笑

 

要するに自分が他人と同じことをやり続けても、

平均前後でしかないことを痛いほど人生で痛感してきたんですね。

 

なので、同じ仕事や内容でも切り口や、アプローチを考えないと

あっという間に置き換えられてしまうし、

自分の価値は高まらないことを痛く感じているんです。

 

だからもしかすると、その勝負の仕方をしている人は、

結構器用だったり、今まで結構人生で「勝ち」の経験が多かったのかもな。

なんて思います。

 

なので僕はいわゆるカスタマーサクセスっていう知識は

あんまりつける必要がないと思っていて。

というかつけないようにしていて。

 

近いんじゃないかとか面白そうって思う分野から、

何かを置き換えていけないかってずっと思ってます。

 

別に僕自身はユーモアのある方でもないし、

クリエイティブでもないので、そんなに大胆なことを思いつくわけでもないのですが、

変に手法にこだわることもなかったり、フォーマットに沿わなかったりして。

 

シンプルに「これ試してみたい」で持ってきたりするんで、

社内レベルだと新しかったりすることもあるんですよね。

 

 

 

なので、自信がある人とかめちゃめちゃ仕事ができる人はいいと思うんです。

 

でも自信がない人とか、やっぱり平均前後だなって自分で気付いちゃうような人は、

改めて自分の仕事を見つめ直して、

違う切り口とか、別のアプローチができないかを模索した方がいいと思うんです。

 

単純な業務レベルでも、

複数の初心者に毛の生えたレベルの知識でも、掛け合わせられると、

圧倒的に他の人と違う視点になるので。

 

僕もあと2,3個違う切り口が欲しいなと思いながらも、

最近停滞期が来ているので、人生を再度模索中です・・笑

 

 

【問い続ける力/石川善樹 】